その人にとっての価値観やものの見え方
お客様と髪型の相談をしている時など5センチくらい切りたいと言われたものの実際にこれくらいと言って手で指し示した長さが10センチ切ることになるという場面を経験したことのある方も多いのではないでしょうか。
言葉にしている長さ(5センチ)と手で指している長さ(10センチ)の差をいかにお客様から引き出していき理想の仕上がりにするかということが大切になってきます。
こういった場面はよくあることで例えばヘアカラーの明るさに関しての価値観一つとってもその人にとっての明るいというのは何レベルくらいなのかということを掘り下げていく必要があります。
ある人には暗く見えるものがある人には明るく見えるという価値観やものの見え方によって大きく変わってきます。
そのお客様にとっての価値観をしっかりと理解していくことでより満足度が上がっていくことでしょう。
価値共有のために
ではどのようにして価値観の共有をしていけばいいのでしょうか?
経験を積んでいくことでより上達していくものだと思うので一朝一夕にはすぐ出来るものでもないかもしれませんが価値観の共有をするためには「お客様との対話」をしっかりとしていくことに尽きると思います。
カウンセリングの際にしっかりとお話を聞くことはもちろんですし気になることがあればその都度聞いていくということも大切です。
毎日のヘアケアやスタイリングの状況、個人情報を掘りすぎない程度にお仕事の内容や家族構成などもお聞きできるとスタイル作りの参考になったりもします。
必ずしも雑談が必要なのかというとそうではないですが価値観の共有のための雑談というのは必要な場面もあると思います。
そうした雑談の中からより良いスタイル提案に繋がったり満足度を高めることに繋がったりもしていくのでしょう。
対話を重ねていくこと
一度だけの対話で全てがうまくいくかというと必ずしもそういうわけではない場面も出てくるかと思います。
そうした場合でも繰り返し対話を重ねていくことが出来ると徐々に価値観も近づいてきたり妥協点が見つかったりもするでしょう。
何よりも大切なのは諦めずにお客様と向き合うことに尽きると思います。
最初からうまくいくことは少ないかもしれませんが諦めずに挑戦し続けることが成功への一番の近道かもしれませんね!
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。